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不都合な真実

先程の話に戻りますが、外から善玉菌を補充することにあまり意味がないならば、腸内の善玉菌にプレバイオティクスをひたすら与えて増殖を促し、善玉菌優性の状態にする事は有効でしょうか。
この答えは、対象となる方の年齢によって違ってきます。

先に結論を言ってしまいますと、『老化して活性度が低下した善玉菌には、どんなに栄養素を与えても増殖しにくい』のです。

これは、老人の糞便から善玉菌を採取して培養して、同じ栄養素を与えた若い人の善玉菌と比較すれば一目瞭然です。

若い頃の腸内は善玉菌が優性であり、善玉菌の代謝物もふんだんに分泌され、腸壁を通じて免疫系細胞をいつも刺激しています。
しかし年齢と共に善玉菌の数が減少していき、代謝物も少なくなっていくので、それと呼応するように免疫力も低下していきます。
老人の腸内細菌の状態を見ますと、単に善玉菌の数が少ないだけでなく『活性度』、つまり菌が元気かどうかという観点では、年齢相応に菌も老化した状態になっているのです。

さらに悪玉菌が増えていくと、悪玉菌の代謝物が善玉菌の増殖や活性度に影響を与えることも考えられます。

前述の腸内細菌の年齢変化のグラフをもう一度ご覧下さい。
光岡先生の作成された善玉菌の数の低下を表すグラフに重ねて、青から赤に変わる棒グラフの色として、そのまま免疫力の低下を表現してみました。


年齢と共に移り変わる腸内細菌

よく『老化は腸から』『腸を大事にしよう』などと言われます。たしかに老化と腸内細菌の状態は密接な関係がありますが、どのように大事にすれば良いのか明確な答えを与える記述は、乳酸菌メーカーの資料には見あたりません。

それは、

  • どんなに善玉菌を補充しても、結局は排泄されてしまう。
  • どんなにプロバイオティクスを食べて老化した腸内細菌を増やしても、良質な代謝物を分泌させる事は期待できない。

分かっていても、これらを言うと商品が売れなくなってしまうから、はっきりと言えないのです。

乳酸菌系食品の市場をリードする、大手乳酸菌メーカーなどにとっては認めたくない、これはまさに『不都合な真実(※)』かもしれません。

※『不都合な真実』:元米国副大統領アル・ゴア氏が作成した、温暖化による地球の危機的な状況を描いたドキュメント映画

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