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栄養と栄養素の違い

厚労省のHPによりますと栄養とは、「呼吸、消化吸収、排泄、運動、成長、繁殖などの生活現象を維持し、健康な日常生活を送るために必要な物質を外界から摂取し、これを利用し、不要なものを排泄しながら生命を維持していくこと」を指します。漢字の意味をそのまま解釈すれば、栄養は栄え養うと書きますので、生きていくために食事を摂ることそのものを指すわけです。 タンパク質は栄養ではなく、タンパク質を摂ることが栄養というわけです。
「栄養が足りない」が正しい使い方となります。

一方栄養素とは、「生活現象を営むために外界から摂取しなければならない物質のこと」であり、具体的にはたんぱく質やカルシウムなどがこれに該当するとされています。よく三大栄養素として、「たんぱく質・脂質・炭水化物」が挙げられますが、これらは栄養素を摂ることが栄養なのです。

このように、栄養と栄養素には、明確な違いがあるにも関わらず、混同したり間違った使い方をされる場合が多いようです。
上記の三大栄養素も、「たんぱく質・脂質・糖質」などと書かれている場合もあり、注意しなければなりません。

五大栄養素


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