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食物繊維とLZの吸収

高齢者

私が水溶性食物繊維とラクトザイム(乳酸菌生産物質)の同時摂取を勧めない理由は、いくつかの論文で表現されている吸収阻害という現象のためです。
食物繊維には、腸管での様々な成分の吸収阻害効果があるため、様々な研究が行われています。代表的なものは糖の吸収阻害効果で、この吸収阻害があるおかげで糖の吸収が遅れ、糖尿病の方に勧められる根拠となっています。 但し、吸収阻害を起こす成分は糖だけではなく、可溶性食物繊維は薬物の吸収を阻害するという論文まであります。→ 論文を見る
水溶性食物繊維はゲルマトリックスを形成し、その中に薬物をトラップしてしまい、吸収を阻害するのだと思われます。
阻害される薬物の中には、ペニシリンなど菌の代謝物も含まれているため、腸内細菌の代謝物である乳酸菌生産物質も、同様の扱いをした方が良いと考えています。 デキストリンを配合する理由のない、液体状の製品で乳酸菌生産物質と水溶性食物繊維を組み合わせることは、腸管から吸収させたい成分と、吸収阻害を起こす成分を同時に配合することになり、アクセルとブレーキを同時に踏むようなものです。
一方、ラクトザイムを配合したパウダー状の製品を作る場合には、固形分としてどうしてもデキストリンの配合が必要になってしまいますので、その場合には更に原液の配合率を高めたり、菌体成分を配合してデキストリンの量を極力減らす努力をしています。

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