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他社と全く異なるコンセプト

初めてこのサイトに来られた方のために、「乳酸菌生産エキスとは何か」をまとめてみました。

乳酸菌生産エキスとは何か

人間の体の中で、老化しないパーツは一つもない。腸が老化することは誰でも感じることではあるが、目に見えない腸内細菌という生き物も加齢により活性度が低下するので、ある意味老化すると言える。
人の免疫力は腸内の状態に連動するようにできていて、これを腸管免疫という。 あえて「腸の状態に連動する」と書いたのは、腸内細菌の数だけに連動するわけではないからだ。
腸管免疫のシステムを構成する腸や腸内細菌が老化することで、免疫力も年と共に低下していき、40歳頃より免疫力の低下が顕著となる。 肺炎など感染症を死因として亡くなる老人は多いのはこの理由だ。

腸内フローラという言葉が流行り出してから、乳業メーカーは善玉菌を増やし腸内環境を改善するとして、多種のヨーグルトを売り出すようになった。 実際は、老化した腸にいくらヨーグルトなどで善玉菌を送り込んだとしても、異物として認識され便として排泄されるので、腸内は元に戻ってしまう。
東大名誉教授の光岡氏によると、1日に2.7Kgのヨーグルトを食べ続けなければ、食べた乳酸菌は腸内に留まれないそうだ。 元に戻るということは、体にとって戻った状態が正常な状態なのだから、これは腸内環境の改善とは言えない。
腸内細菌の数だけを補おうとして、せっせとヨーグルトを食べても、免疫力が上がるとは限らないのだ。
また、乳酸菌を食べさせたら善玉菌が増えたというデータをもって、免疫力が高まるヨーグルトとして宣伝されることが多いが、増えたのは所詮「老化した善玉菌」だ。
老化して働きが悪くなった駄菌がいくら増えても免疫力は上がらない。 平均年齢90歳の医師が100人いる病院に、最先端の医療を期待しているようなものだ。
善玉菌が増えると銘打って販売される、食物繊維、プロバイオティクス、●●エキスの類は全て、これら老化した駄菌を増やす餌にしかならないのだ。

若者細菌も若者 OLD腸内

腸内細菌も中高年

生産エキス

では、我々の(老化した)腸や腸内細菌を中心とした免役システムではもはや、高い免疫力を発揮させることはできないのだろうか。
その答えのヒントは、腸内細菌の本来の働きを理解することにある。 菌が良い仕事をすることと、菌の数が増えるということは、同じに見えて実は同じではないのだ。
腸内細菌の仕事の多くは、腸内に送られた食品由来の消化物を分解することにある。胃腸が分泌する消化酵素とともに腸内細菌がバラバラにしてくれた各種成分は腸壁から吸収され、我々が生きてゆくための栄養素となる。
一方、腸内細菌は消化物を分解しながらも同時に、消化物の中の栄養素を自分の栄養素として吸収することで増殖し、増殖の過程で分泌物を放出する。 この分泌物が腸壁から吸収されたり、腸内細菌の細胞そのものが腸壁にあるセンサーを刺激したりすることで、実は我々の免疫力のスイッチが入るという仕組みになっているのだ。
但し、このスイッチはパチン、と入りっぱなしになる電灯のスイッチのようではなく、呼び鈴のように手を離すと戻ってくるような押しボタンスイッチを想像してほしい。
若く活性度が高い(元気が良い)善玉菌が消化物を分解すれば、良質な分泌物が分布され、免疫のスイッチを一度だけ押してくれる。 栄養豊富な食べ物が分解され、良質な消化物が腸に送られた時、若く元気な善玉菌ならば良質の分泌物を分泌し続けるので、何回も継続してスイッチが押されて、高い免疫力が維持されることになるのだ。
しかしやがて、善玉菌が老化し始めると良質な分泌物も作られなくなり、さらに今まで数が少なくマイナーな存在だった悪玉菌の方が増えてくるようになり、悪玉菌が作り出す悪玉物質が吸収され始め、免疫力がさらに低下する要因となる。 このような状態の時に、老化した腸内にいる老化した善玉菌に対して、若い善玉菌が栄養素として送り込まれてきた場合、はたして老化した善玉菌は喜ぶだろうか。 長年一緒に暮らして来た仲間の腸内細菌たち(腸内フローラ)とは違う敵がやってきたのだから、戦って排除すべきと感じるに違いなく、実際すぐさま排泄されている。

株式会社ラクトザイム

では、もし老化した我々の免疫力を上げることができるとしたら、それはどんな方法だろうか。
それは、免疫力を上げるスイッチを押す方法、と言い換えても良いだろう。
老化した腸を若がえらせたり、若い腸内細菌を送り込んで新旧の腸内細菌を入れ替えるようなことは不可能だと書いてきた。 そんな乱暴な方法を取らなくとも、腸壁の免疫センサーそのものは残っているのだから、そこから良質の分泌物を吸収させスイッチを入れれば良いのだ。 つまり、 腸以外の場所で、若く活性度の高い善玉菌に良質の栄養素を与え増殖させて、その増殖過程で分泌される分泌物を集めて、消化物として腸に送り込んだらどうだろうか。 この発想に基づいて開発された製品が、 乳酸菌生産エキスだ。
乳酸菌生産エキスは、大豆などの栄養素を活性度の高い乳酸菌などで発酵させて得られる成分として、いくつかの製品が販売されている。 発酵を経てタンパク質などが分解された成分のため、最初からアミノ酸やペプチド(アミノ酸がつながったもの)の大きさまで小さくなっており、胃酸や胆汁などで分解されることもなく腸に届けることができる。 また、腸内菌が老化して活性度が低下している状態でも、腸内細菌の助けを借りずに直接的に腸壁から吸収されるので、年齢や体力に関係なく免疫機構にアクセスする(スイッチを押す)ことができる存在なのだ。

だから、乳酸菌生産エキスには腸内環境を改善するという目的はない。
また、ヒトの老化する遺伝子に抗って、腸内の老化した善玉菌を増やそうとか、若返らせようというコンセプトもない。 それらを飛び越えて直接的に免疫機構に刺激を与えるので、免疫システムには若い頃に受けていたような強く懐かしい刺激が加えられることになる。 それがどのような結果をもたらすのかは本人次第、いや、その人の免疫システム次第かもしれない。

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